EPIC PASSのAUTO RENEWを解除する方法

ウィスラー

ワーキングホリデーでウィスラーに来たら99%の人がスキーパスを購入すると思います。

学校経由で買うか、職場経由で買うか、個人で買うか。
ワーキングホリデーならぜひともスキーパス無料の福利厚生がある場所で働いて
無料でスキーパスを手に入れてほしいところですが、
いろんな事情があって自分でスキーパスの手配をする人もいますよね。

今回の記事は、自分自身で個人のスキーパスを購入する時に絶対に気をつけて欲しい、
オートリニューアル(自動更新)についてです。

絶対に気をつけてほしいAUTO RENEWALのチェック欄

エピックパスの購入画面に行くと、
このように購入ボタンの左に”AUTO RENEW”にチェックを入れるボタンがあります。


この際、絶対にこのチェックを外してください

個人で買うとしても、日本の代理店(JPCANADAさん等)を通して買えば
オートリニューアルは外して購入してくれます。

ですが自分でエピックパスの会員登録をしてスキーパスを買う人に、本当に本当に気をつけてほしい。
私はビザが切れるのでもう次シーズンはスキーパスいらないのに、
勝手にリニューアルされて、返金できないと言われ、
銀行を通してベイルリゾートと半年に渡る汗と涙の長い戦いがありました

最終的に返金してもらえたものの、多大な労力、時間を使いました。
被害者が出てほしく無いので私の経験をシェアします。

とにかく購入時にこのAUTO RENEWのチェックを外して買えば問題ないです。

不運にもすでにAUTO RENEWにチェックを入れて購入してしまったという人は、
下記を参考に対処してください。

AUTO RENEWALにチェックを入れて購入してしまった場合

まず5月あたりに、AUTO RENEWALの担保として50ドルぐらい勝手に引かれてます。
連絡のメールは来るのですが、EPIC PASSから毎日のようにメルマガが来るのでいちいち全部チェックしてないんですよね。なので私は見落としてしまいました。
ここで気付けばまだラッキーです。
ただこの50ドルもNON-REFUNDABLE(返金不可)なので、
AUTO RENEWに登録しただけで絶対に50ドルはとられるという謎の仕組み。

その後のメルマガで、9月に残りの金額が引き落としされますよーと警告が来ます。

たくさん警告が来る割には、このオートリニューアルを解除する方法は存在しません

ログインして、マイページから自分のデータを消そうとするのですが、
いくら探しても、退会するページが存在しない
え???
どういうこと・・・

さらにクレジットカードの情報も削除できない

Q&Aのページを見ても、会員をキャンセルする方法が書いていない・・・
どうやらカスタマーサービスに電話するしかないっぽい。

ワーホリ1年目の身にネイティブ相手に電話するのってめちゃくちゃめちゃくちゃハードルが高いんですよね。助けてくれるネイティブの仲良しの友達がいれば安心なのですが。
でも日本人的発想で行くと、友達にこんな面倒くさいことお願いするの気がひけちゃうんですよね。

こちらがEPIC PASSのホームページで見つけたカスタマーサービスの電話番号。

そもそもこの電話番号、アメリカの番号なので、
私の携帯電話は国際電話がかけられるプランではなかったのでこの番号にかけられない。
とりあえずこんなメールを送りました。

(文法のミスは気にしないで…)
メールを送ったからとりあえず安心していたんですが
数日待っても返事がこない…。

8月にブラッコムのゲストセンターに直接行って話を聞いてみることに。
電話じゃなくて直接なら安心して話せるんですよね。
やっぱり電話は難しいよね…

次シーズンパスいらないからエピックパスのアカウントを削除したいんだけど

アカウントを削除することはできないよ!

え???
そんなことある????

 

でもビザ切れるから自動更新をストップしたい…

もうオートリニューアルで次シーズンのパス購入してることになってるからストップできないよ!

???????

こっちではもう何もできないから、ここに連絡して!

と渡された連絡先はベイルリゾートのカスタマーセンターではなく

この連絡先を渡されました。
どうやらベイルリゾートではなく返金専用のサードパーティーの違う会社で、
返金はこの会社を通してやらないといけないようです。
もうビザ切れると伝えたら、

あーじゃあ返金できるよ!^ ^

と言われたのでその人を信じたのが大きな間違いでした。

そもそも私がしたかったのは、返金じゃなくて自動更新のストップ

8月だったからまだスキーパスの料金引き下ろしされてないし。

結論を言うと、自動更新をストップする方法は、無いに等しいです
これ本当にベイルリゾーとのひどい手口で、
犠牲になった人は帰国してスキーしなくても約900ドルを失うことになります。
金額でかすぎる。カナダドルで956ドル。

同じような状況の人が必ずいるはず!と思って
フェイスブックやツイッターでVAIL RESORTS, AUTO RENEWで検索しましたが、
最終的に私が見つけ出した答えとして、
唯一の方法はクレジットカード会社や銀行に連絡することのようです。

ネットで検索すると、REDEEM(英語版の知恵袋的なやつ)で被害者がたくさん出てきます。
参考記事はこちら。
Epic Ski Pass auto renew is a good way to get screwed.
I accidentally signed up for auto-renewal for my EPIC pass and I can’t afford it, what are my options?
Help my epic pass auto renewed

英語の勉強にもなるので読んでみるといいかも。
衝撃なのが、7年前のもの記事もあって、VAIL RESORTSがこんな手口を何年も繰り返していること。

VAIL RESORTSにどんなに抗議しても、
あなたはAUTO RENEWALに同意した。
これはNONーREFUNDABLEだから返金できない!

の一点張り。

いやいやいや。
そもそもAUTO RENEALに同意した覚えないし。
だってこんな小さいチェックボタンだよ。
利用規約に同意する のチェックだと思ってきっとチェックいれて進めてしまったんだと思います。
ちゃんと読まなかった自分が悪いとはいっても、わざとミスリードしているとしか思えません。

フェイスブック情報によると中には電話でキャンセルできた人もいるようですが、
電話をかけたとしても何時間も繋がらないようです。
ゴースト電話番号です。送ったメールも読まれてないし、電話も繋がらない。
何のためのカスタマーサービスなのか?

さらに。電話で解約の手配ができたにも関わらず9月にはお金の引き落としされている人も多数いるようです。
一応その場合は、電話は全て録音されているので後ほど抗議すれば返金してもらえるみたいですが、
また抗議の連絡をするのにも労力がいりますよね。

確実にオートリニューアルを避けることができる方法

オートリニューアルに勝手に登録されているけど、
まだスキーパスの引き落としがされていない状況の場合、
銀行に連絡してカードを紛失したことにして、
新しいデビットORクレジットカードを作る
のが一番賢い方法だと思います。
携帯電話料金やサブスクなど全部変更しないといけないので大変ですが、
大金失うよりはマシかな…。

不運なことにすでにスキーパス代引き落としされてしまった人は、
これから長い長い戦いが始まります。(経験者は語る)

下記私と銀行の戦いを記録しておきます。

銀行にベイルリゾートへのクレームを入れる

銀行(私の場合はCIBC)に

I’d like to report an unauthorized transaction

と電話をかけます。

カードの番号、裏面の3桁の番号、チェッキングかセービングか、などの情報を聞かれ、
スーパーバイザーに電話を回されます。
カードの緊急電話は24時間対応だけど、スーパーバイザーがどうやら9時までしか電話でてくれないらしい。しかもトロント時間だからこっちのウィスラーの6時までにはかけないといけない。

スーパーバイザーに回されたあと詳細を話していくのだけど、
その時は彼氏が一緒にいたので、彼氏がかなり助けてくれて、
私はもはや何も覚えていない…涙
一応カードの持ち主本人しか電話で話したらいけないらしく、(詐欺防止のため?)
彼氏に完全に代わってもらうことはできませんでしたが、
スピーカーにして3人で話を進めていきました。

この時に実感したのですが、
私の英語力は日常会話は難なくできるようになっていたものの、
こういった銀行や公的な手続きに関することを電話でするのは
まだまだ私には難しくて、勉強が足りて無い。

一応この1回目の電話では返金してもらえることになりましたが、
仮返金ということで、詳細を確認してダメだった場合はまた引き落としされますとのこと。
お金返ってきて一安心…

と思ったのですが。

3ヶ月もたってすっかり忘れていた頃にCIBCから電話がかかってきて、
ベイルリゾートが返金を却下したとかで再度お金が引き落とされていました

3ヶ月越しに!?!?
なんなの!?!?!?激怒

その時は彼氏がオーストラリアにもう帰国していて遠距離恋愛中だったので、
一人で電話しないといけなくて。
大袈裟ではなく銀行の人にHELP!!!と泣きながら電話していました。

銀行の担当の人が優しい人で、なんとか別の部署に回して再度検討するとのことだったのですが。
一週間ほどして別の部署の人から連絡がきてやはり返金は却下されました。
その人にも泣きついて説得しましたが、

What do you want me to do? There is nothing we can do. We don’t have power

と冷酷に言われてしまったのでした。

REDEEMやFaceBookで、VISAに連絡して返金してもらった人を何人も見た!と伝えたら

 

We are not a credit card company.

と・・・

もう取りあえってもらえないのでもう銀行相手に返金してもらうのは諦めて、
ACM Claimとベイルリゾートに抗議を始めました。

ベイルリゾートに怒り爆発のメールを送信。
CCに銀行の人を入れて、ベイルリゾートから返信がないならこれを詐欺としてとりあつかってください!と伝える。

期待していなかったけどベイルリゾートからも銀行の人からもメールの返信はなし。
もう完全に諦めて、最終手段に出ます。

それはカナダの移民局に観光ビザ延長を依頼して、わざと無茶苦茶のこと書いて、却下してもらうこと。

ビザ却下を理由にしてACM Claimに返金依頼をする

ACM Claimの返金条件のうちひとつが、
「VISA rejection」だったのです。
他の返金条件は基本的には怪我や死亡などですがこれが唯一の私にできそうな返金条件でした。

観光ビザの延長に100ドルかかるし、
もし観光ビザの結果が4月までに来なかったら、
ACM Claimにも返金依頼できない…。
(ピークシーズン中にビザ却下された証明をしないといけない)
賭けだけど、どうしてもこのままで終われない私は、
100ドルぐらいしか残っていないない銀行の残高証明を出して、延長理由を「Studying」にして提出。
(Studyingだと却下されるとネットで見たので)

一度ビザを却下されたら、次に何かのビザを申請する時に不利になる可能性があるみたいなので、
いつかカナダに戻ってくる可能性のある私は、自分のビザの履歴は汚したくなかったのですが…
でもこのままベイルリゾートに負けたくない!!!という一心でビザ延長申請することにしました。
あとは結果が来ることを祈って待つだけ。

ビザ却下されますようにと祈りながら申請するのなんて世界で私だけなんじゃないかな…

(※2月10日現在、まだビザ延長の合否の連絡はきておりません。)

最終的に銀行経由で返金してもらえた

もうとりあえず出来ることはすべてしたのでひとまず気持ちが落ち着いたところ、
2月2日にCIBCからこんなメールが届きました。

晴天の霹靂すぎて
もう、嬉しくて嬉しくて飛び跳ねて踊ってしまいました。

ありがとうCIBC!!!!
本当にありがとうCIBC!!!!!

カナダで銀行口座を作るなら絶対CIBCがオススメ!!!!!!!

フェイスブックのコメントで見た、

Don’t give up! Sometime you have to be Karen!

という言葉を胸に、本当に自分頑張ったなあ。笑

カスタマーサービスの劣悪さ

ベイルリゾートのカスタマーサービスは本当に本当に酷いです。
ブラッコムのゲストサービスの窓口の人も完全に知識不足です。
彼らは助けてくれません。

私は奇跡的に返金してもらえて本当にラッキーでした。
英語ができなくて気が弱かったらこういう場面で本当に搾取されてしまうと思います。
これまで英語のせいで無駄にお金を払ってしまった場面はいくつかあったのですが、
さすがに900ドルを諦めるわけにはいきませんでした。
私は銀行の人の英語全然わからなかったけど、ケチの粘り強さでなんとか勝利しました!

今後、オートリニューアルの被害者が一人でも減るように祈っています。
いや、そもそもベイルリゾートがこんな酷い手口を早く終了するべき。
1年後に絶対にスキーするかどうかなんて分からないですよ。
なのに5月になったらNON-REFUNDとか言って50ドルとって、
50ドル支払ったからもうオートリニューアルはストップできませんとか言って。
その間に仕事の事情や家庭の事情でスキーできなくなる可能性もあるのに。
一応病気や怪我の場合は返金してもらえるようですが、それも書類をいろいろ用意しないといけないようだし条件が厳しいようです。そうでなくてももっとパーソナルな理由でできないことだってありえます。ウィスラーは本当に大好きだけど、こんな経験をしたので私はもうベイルリゾートでは二度と滑りません。

この記事が誰かを救うことになればとても嬉しいです。

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